さとのまいにち。

わたしの毎日を楽しみたい。 朝活、手帳、ひとり時間、英語、簿記…興味は色々な日々。

【読書記録】苦しかった時の話をしようか

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USJを立て直した天才マーケター森岡毅さんの著書を読みました

こんにちは。「さとのまいにち。」にお越しいただき、ありがとうございます。

このお正月休みに"絶対に読む!"と自分で課題図書を決めていました。

それがこちらの本、「苦しかったときの話をしようか/森岡毅著」です。

落ち目だったUSJを立て直した天才マーケターだということはなんとなく知っていたのですが、新聞でたまたま森岡さんのインタビューを読んで「なんて熱い人なんだろう」と興味が湧きました。
そこで書店で平積みになっていたこの本を買ってみたのです。
森岡さんが就職活動を迎えるご自身の娘さんに伝えたいことを書き綴った本、という触れ込み。
しかし…実は1年近く"積ん読"になっていました…

1年間"積ん読"だったその理由は?

わりと堅い言い回しをするので、冒頭からいきなり読みづらいです。

特に女性には馴染みにくい文体だと思います。
そこで一度挫折しました。
でも、今回は「絶対に読了する」と決めたので、読み進めているうちに慣れてきて、もうその頃には内容の面白さに文章の堅さは気にならなくなっていました
最初は若い世代に書かれた本だろうと思って読んでいたのですが、どの世代が読んでも気づきが得られると思います。

やりたいことがみつからないのはなぜか?

やりたいことが見つからないのは、自分のことをよく知らないから。

自分の中に「軸」がないから。

キャリアを考えるうえで重要なことは「自分の強みを知ること」、そして「自分がどんな状態が幸せだと感じるのか知ること」だと書かれています。

日本の教育は個を重視するのではなく、集団でいかに個を抑えてうまく役割を果たすかを重視しているので、Self Awareness(自分のことを知っている度合い)が低くなりがち、とのこと。

このSelf Awarenessはいつ考えても早すぎることも遅すぎることもない、と書かれていて、私も今からもう一度考えたいと思うし、娘も自分で考えられるようにしたいと思いました。

幸福になるためにはSelf Awarenessを高めることが必要、というアドバイスが心に残りました。

一番面白かった話は…

資本主義の本質とは?という箇所でした。

資本家が利益を享受できる仕組みになっているという話。

そのことに気づけないのは、"自分の認識できる世界"しか人は見ることができないから。

例えば、サラリーマンの子どもに生まれると、サラリーマンとして生きること以外の世界に目が向かない、と。

自分の認識できる世界を拡げて、そこも射程圏に見据えるようになりなさい、というアドバイスが、私にとっては斬新で面白いものでした。

たしかに自分も親や周りの人たちが持っている価値観の外の世界は認識していなかったな、と思います。

一番心を掴まれた話は…

タイトルにもなっている「苦しかったときの話」でした。

200ページを超えたあたり、もう本もだいぶ後半にならないと肝心のこの話が出てこないのですが…

優秀な方だから順風満帆のキャリアだったのだろうと思っていたのですが、予想外の黒歴史ありで驚きます。

新人時代に電話も取れなくなった話、アメリカ赴任で壮絶な嫌がらせに遭った話…

そして、どんなことがあっても這いつくばって乗り越えたメンタルのすごさに感動します。

が、普通の人だったら体調を崩して命さえ危なくなるのでは…と思うレベルで、誰でも真似できることではありません。

1日がかりで読みました

読みごたえがあり、朝から晩までほぼどっぷり漬かって読み終えました。

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この本の素晴らしさはとても書ききれないので、ぜひ皆さまもご一読ください。

最近、サラッと読める自己啓発を読むことが多かったので(それはそれで好きですが)、久々に熱い濃い本を読めた気がします

あまりにも面白かったので、私の課題本がもう1冊増えました(笑)

森岡さんのマーケティングの本も読んでみます!

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